2015年10月14日水曜日

新入者教育用

動力回路の保護回路(機器)に続きますが、熱動継電器(サーマルリレー)という機器について説明します。

サーマルリレーは操作回路を遮断して動力回路を保護する機器ですが、遮断させる機構に
バイメタルを使用して発熱量で過電流を作動・検出(設定)させるように設計されています。

配線図を見ると主回路(動力回路)にも操作回路にも記号シンボルが記入されているので学習して
みてください。

操作回路回路について説明を進めます。
動力回路からの交流440vを整流器を介して直流220vに変流されています。なぜ、その必要が?

疑問①上記の変流が必要な理由(目的)ですが、初期の頃には技術(資源)の観点から全て交流で
設計されていました。

ポイント①
コントローラーにも交流440vを使用されて感電事故が増えた。(減らなかった)ということです。

コントローラー内部の接点が磨耗しやすい為、お手入れを頻繁に行う必要が高かった。電源を
切らずに触ってみたり、汗をかいて漏電を受けたりする事が絶えなかったということでしょうね。

この方式を直接制御と呼びます。

これに対してコントローラーには低い電力を供給する方式を間接制御と呼びますが、低い電力で動力回路をコントロールさせる為には、コントロール用に別の回路が必要であり、それを使ってリモコンさせてやる方式になる為、間接制御となります。

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