2015年8月3日月曜日

シーケンス テスターの便利な使い方 H.MB

回路調査では通電してからの電圧測定や電源遮断してからの抵抗・導通測定ならびに

離線・分離してからの抵抗・導通測定を繰り返して故障原因特定を行います。

範囲が広い場合や、電源の入り切りが増えると労力が増える一方ですね。

そういう時にテスターを使用して原因特定に対してを絞り込みを行います。

電気は抵抗の少ない所を好んで通行します。その性質を利用してテスターを使用します。



 巻上げブレーキ操作回路です。

故障していると仮定してこれから調査します。

断線や接触不良と想定して進めます。





75H二次側の主接点へテスターのリードを

当てて導通(抵抗のレンジ)を調べます。

MBとR.MBの抵抗値の合計が出る筈です。

無限大の場合、断線です。


75H二次側P線から73H二次側でテスター

します。R.MBの抵抗値が出る筈です。

無限大の場合、断線です。





75H二次側N線から73H二次側をテスター

します。MBの抵抗値が出る筈です。





このようにして、断線・導通の有無を調べます。

目視点検するより、作業が早いですね。

抵抗の断線・コイルの断線・配線の断線に関しては、数値を覚えれば判断が早いです。


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