テスターを通電部に接触させる前に手元など、接触させて感電しないように注意して下さい。
活線作業と言いますが、生きている回路に接触する危険があります。
この作業をされる方は、くれぐれも自職場での許可を得た上で、手元に注意して作業してください。
①まずは運転手と打ち合わせをします。
故障調査→テスター使用となるので何を運転で動かすか
どの様に運転するのか、どの位の回数を運転するのか、
緊急事態の場合はどのように対処するか
②クレーンを運転し動かす前に警報などで合図します。無線機などの利用も良いです
点検者は制御盤でテスターを使用します。連絡合図を確認して感電予防に努めます。
③通電部のテスター使用となります。
ブレーキが作動しない場合、入力電力に合わせ
直流電圧のレンジへ電流値は大きい方から
下げていけば良いです。その内に覚えていけます。
コイル一次側と二次側へテストリードを当てる。(わにくちクリップ)で固定させても良いです。
通電(運転)してもらうと、正常な場合、電圧が検出されます。
ここで電圧が出ない場合はコイル配線を外して抵抗値を調べます。
もちろん電源は全て遮断してからです。抵抗値が正常な場合は、一次側へ進みます。
再度、通電(運転)しての電圧調査ですが、
75H接触機二次側を調査
ヒューズ二次側・一次側を調査
この様に進めます。
アナログテスターの場合、電力消費される場所でないと、電圧は表示されません。
こういう場合はデジタルが便利です。上の例でアナログではコイルとヒューズ部分しか、
表示されない事があります。
表示が出ない=電圧が掛かっていない=故障=断線となりますので、アナログだと
解りにくい面があり、経験が必要になってきます。
次回は運転しなくても良い、シーケンステスト(操作回路テスト)を説明しようと思います。
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