2015年7月12日日曜日

シーケンス 電気回路 走行用直流制動回路 DYB ダイナミックブレーキ その2

 その2型 回路

75TLX 副設

75TLのB接がこちら側へ、さらに75TLXのA接が追加されています。
タイマー回路側

ブレーキが作動(開放)されて
モーターが駆動されて(52TL作動)
限時がスタートです。

その1との違いは?

モーター回路が働いてから限時スタートなのか

コントローラー Cノッチ→OFF が限時スタートなのか

の違いですが、何の目的で差があるのでしょうか。

答え
クレーンの総重量により、制動距離の設定は変動されます。

重いクレーンは制動距離を長めに設定される為、惰性距離(時間)が必要になります。

タイマー限時がクレーン停止より早く切れた場合、

①制動中の最終段階で滑走(慣性により加速)する事例が発生→事故に陥る可能性が発生

②目標より早く止まりそうな場合、再度Cノッチで流して走る運転をします。
  その時は、直流制動が働くと不便(邪魔)になる

の目的によって回路が違うと推測します。

参考
クレーンのクラスにより制動距離設定が違うので自分の担当のクレーンには

最適な設定を調べて調整をしてあげましょう(ブレーキ間隔と直流制動限時設定を)

早く止める側へ改悪すると機械設備がボロボロになりますよ。

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